月刊ステレオ 5月号

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カートリッジ物語「音溝のマイスター列伝」は、ZYXの中塚久義氏だった。
オルトフォンMC-20の開発者と言われている。

ZYXは、リアルサウンド発電系が売り物である。
記事には、リアルサウンド発電系には13項目の組み立て条件があると書いているが、同社ホームページには15項目と書いてある。



それはともかく、
「左右チャンネルの発電コイルの配置方法」が重要らしくて、説明図付きで掲載している。

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一例として第3項目:左右チャンネルの発電コイルの配置方法について説明してみましょう。 図2の巻線方法はR1000シリーズに採用している方法で、左右同相の信号方向、つまり水平方向に対して対称となっています。この方法は電気的に対称であるばかりでなく、出力端の+-端子の位置も対称となります。


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私は、この説明が理解できないでいる。
逆起電力を相殺するのがキーポイントであると記事に書いてある。

この「リアルサウンド発電系」を他者製品で採用しているのがアキュフェーズのAC-5であることをネット検索中に知ることになった。
カタログに「リアルサウンド発電」と書いてある。
どうやら、AC-1~AC-5はZYXから供給されていたらしい。

最新のAC-6は、マイソニックラボからの供給らしい。
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ZYXのカートリッジは、MC20の開発者が作っているというので、手に入れてみたいと思った。
ZYXのモンスターケーブル向けの製品と、R50 BloomⅡ が手許にあるが、それだけではなかった。

AC-1 と AC-2も中塚氏の作ったものだとは、当時のZYXとはずいぶん趣のちがうものを作っていたのだなあと驚く。