映画「海獣の子供」
今日の午前中、敬愛する作曲家、吉松隆氏のホームページに、この作品を見たという記事を見た。
原作は、五十嵐大介という作家?漫画家?らしい。
緻密な描写が3Dで描かれているらしい。
「2001年 宇宙の旅」を思わせる謎めいた光と色彩の洪水があるという。
映画公式ホームページにリンクが貼って有ったので飛んでみた。
主人公は左の少女らしい。琉花(るか)という。
るか か・・・・。
タイプの絵柄(顔立ち)ではない。
足サイズが大きい。
午後2時50分の上映を見ることにした。
導入部は、ハンドボール部でのいざこざで始まる。
琉花のシュートを邪魔した(いやがらせ)相手に報復する。報復のシーンは無い。相手は琉花以上のダメージを受ける。
監督教師は、琉花に「もう来るな」と言う。
まるで「プレデター」のような、前後関連無しの展開か・・・・、?
ジュゴンに育てられた少年(もう一人出てくる)という荒唐無稽もはなはだしい設定だが、漫画映画だからと、納得しながら見た。
去年は「レッドタートル」という、摩訶不思議な映画を見たが、これも似たような作品だと思う。
人物描写は上で見るとおり、かなりデフォルメされている。
しかし、見所は、
海、空、陸、宇宙、のリアルな3D映像である。
特に、魚が回遊するシーンは出来がいい。
物語のバックボーンは、生命の誕生譚だろうけれど、
何の前触れも無く、次々に展開するシーンに翻弄されるばかりだ。
突っ込みどころ満載だが、
突っ込みを入れる暇が無い。
最後のシーンは、母親の出産。
多分、母親だと思う。
夏休み前には、そんな様子は全く無かったので、別人かもしれないが、
話の締め方だと、母親が琉花の弟(妹かも)を生んだと思われる。
ちょっと、背筋にひんやりなせりふがある。
エンドロール
テーマソングは、最近のうるさいJポップである。
なかなか名前を覚えられない、何とかと言う歌手。
ところが、エンドロールが終わって、明かりがつくかと思われたが
続編と言うか、
最終譚が流れた。
ハンドボール部のいざこざのまとめ描写であった。
仲直りするのだろうか、全く分からない。
3D動画は見ていてオモシロいが、
物語自体は、作者の自己満足にしかなってないと思うぞ。