ROKSAN XERXES メンテナンス(5)

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ハイファイルネッサンスから返事が来ました。
 
回転が若干遅いとのお話しですが、考えられることとして下記の項目が挙げられます。

1.ドライブベルトが伸びてしまっている。
2.正規のドライブベルトではない。
3.プレーヤーセッティングの際、トップボードを置く位置が、センター軸とモーター軸との距離を若干ですが長くあるいは短く置くことが出来るような設計になっているため、ベルトのテンションが強いか弱いかのどちらかの状態になってしまっている。このベルトのテンションをトップボードの位置をずら
すことで調整することが可能です。
 
この回答は「モーターの回転数は正しい」という前提で述べられています。
ところが、センタースピンドルを摘まんで加速するように回転を与えてやっても
33回転の場合、ストロボ縞が静止するまでには至らないのです。
45回転は、ほぼ静止します。
センタースピンドルを摘まんで回してやる方法は、プラッターの回転をモーターが減速制御することに相当します。
この状態でも若干プラッターが遅いということは、
1.モーターの回転が遅い(電子回路の問題)
2.モータープーリー径が小さい、若しくはサブプラッター径が大きい
ということになります(加工精度の問題)
 
電源回路上のトリマーは、周波数トリムではなく出力トリム用だそうです。
これは少し疑問です。
考えてみると、例えばクォーツ時計の微調整は一日当たり10秒前後ですから
この程度の変化はプレーヤーの場合、一時間眺めていてようやく分かるていどですから
トリマーでそう簡単には調節できないでしょう。
 
結論は、
2.モータープーリー径が小さい、若しくはサブプラッター径が大きい
ではなかろうか。
 
水晶発信器の周波数(45回転)についても、疑問が残ります。