GARRARD 401 メンテナンス2

イメージ 1メンテナンスの準備をするために、裏側を覗いてみた。
 
アイドラーの首振りが渋いので、分解掃除をしたい。
モーター軸受けに注油したい。
 
ガラードに使われているネジの規格は、ミリでもないし、ただのインチでもない。
 
英国規格 BSW(ブリティッシュ・スタンダード・ウィットウォース)と呼ぶらしい。
 
 
イメージ 2モーターの分解で最も厄介なのが、ハウジングを組み合わせているネジを緩めることだ。
皆さん、どうやって緩めているのだろう?
ラジオペンチで挟んで緩めているのだろうか?
狭いところに嵌っていて、肉厚の薄いボックスレンチを使わないと、きれいに緩めることが出来ない。
その肉厚が薄いレンチは、ひょとして、ガラードの工場にしか無いのではないか。
 
既製品をグラインダーで薄く削るしかないのだろうか!
  
裏側から見えるネジ(ナット)の寸法を測ってみた。
 
イメージ 3一番大きい、ベースをプレーヤーボードに取り付けるためのスタッドボルトのナットは11.3mm
 
スピンドルフランジを固定するためのボルトのナットは
8.64mm
 
モーターハウジングや速度切り替え部品をベースに固定するボルトのナットは6.35mm
 
6.35mmはインチの1/4で良いようだが、他は
11.3mmは、BSW 3/16W
8.64mmは、BSW 1/8W
という言い方らしい。(間違いの可能性が大きいと思える)

BSW規格の工具は、日本ではコーケンというメーカーしか製造してないらしい。
輸入工具も中々手に入らないようだ。
どの型番がどの寸法にあたるか、良く分らない。
 
BSWの分数は、どういう意味かも分からない。
 
1/4のインチナットは、
ディープソケットレンチを削って使うしか無さそうだ。