LINN SONDEK LP12 モーター交換

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確か、在職中に手に入れた。モーターが50Hz用(プーリーが太い)なので、60Hz地区の出品者は自作コンバーターから電源供給していた。その電源も付属していた。電源電圧が200Vだったと思う。
60Hz用モーターが手に入ったので、交換することにした。
このLP12は最初期のもので、木枠スリットが後ろまで施されている。その後、後ろのスリットは省略され、コーナーに補強が入った段階でスリットは無くなった・・・・んじゃなかったかな?
最近、スリットは復活して選べるようになった。
ただ、このLINN木枠には弱点がある。角の合わせがイメージ 2外れてくるのである。十分乾燥しないうちに加工組み立てしている。
LP12最終バージョンは、木枠じゃなくて金属枠になるに違いない、300万円越えの恐ろしいことになるだろうな^^;)。
現在LP12は、アーム無しで26万円。スリット木枠にすると30万円だ。ただし、電源が付かないらしいのでモーター進相コンデンサーが要る。電気回路が分かる人には簡単なことだ。回転品質は、電力会社のあの巨大なタービンと発電機の慣性質量に信頼を置けばよいのだ!


初めて底板を外してみた。
モーターは、スラスト受けを増設する初期型だった。
手に入れた60Hzモーターも同じだったので、そのまま使える。

アームボードは、木目突き板が貼ってあって使用者のセンスを感じたが、
裏側から改めて見てみると、黒アクリルボードを加工した特製品だった。
アクリル板の表面に傷でも付けてしまったのかな?
ビス下穴を貫通させているからかもしれない。
ボードのサブシャーシへの取り付けビス三本は、しっかりしていた。


モータープーリーとベルト
±0.0025mm 未満の高い精度で鏡面加工されたプーリーとモーター軸は、圧入されることで、ネジ止めや接着剤では避けられない偏心による歪みを防いでいます。またドライブベルトまでも、プーリーの精度を損なわぬよう均一な厚みで滑らかに造られています。一般に温度変化により起こるスピード変動ですが、LP12はプーリーとインナープラッターに膨張率の等しい金属素材を使うことでこの問題を解決しています。そのため、LP12にはユーザーが行うスピード調整の機能がないのです。 

上は、LINNホームページのコピーである。
スピード調節の機能は無いと書いてある。
確かに一般的に言うところの微調節つまみなどは無い。
ところが、
解説本には、モーターを傾けて取り付けることで微調節をすると書いてある。
サービスマン向けの内緒の話なのだろう。