続 LINN SONDEK LP12 モーター交換

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内部をじっくり観察する。
モーターの進相コンデンサーは6連端子台に組み合わせてある。端子台は木枠の補強梁に絶縁板を挟んで取りつけられている。

ACコードはクリップで補強梁に留められている。
クリップの留めねじは、何故かISOタッピングネジだった。

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イメージ 4モーターを新旧(?)比べてみる。
重大な違いにまだ気付いていない^^;)。

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材料の枯らしを適当にした付けが顕れている。アイバーよ、恥を知れ!!
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手に入れた60Hzプーリーはゴムの滓がこびりついている。
SN,ランブル、フラッターの原因になるから、ヘッドクリーナーで汚れを落とす、、、、つもりが見当たらないので中性洗剤で落とす。
なかなか落ちない。
爪でこそぎ落とす。
爪楊枝でこする。





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これ以上は無理だ。
腐食して窪みができているようだ。











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端子台に外した線を繋ぎこむ時、このコンデンサーがグラグラなままで締まらないことが分かった。
この端子台は、細すぎる線に対しては締め切れないのだ。
リード線を折り返して太くして締めこむ。
電気接続の簡単なことでもあるしむずかしいことでもある見本だ。
いままで半接触状態だったのだ。





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補強梁は、断面をコ型に曲げただけのもので、容易に鳴く。
邪魔にならないようにゴム板を張り付けてやった。

アルミ削り出しの豪華な補強梁も供給されている。
やりだしたらキリがない。イメージ 12
ロクデモない木枠に金は掛けられない^^;)。

バラック状態で、通電試験。
問題なし。




モーターを取り付ける天板には、モーターの形に合わせたコルク板が張り付けてあった。
最近のLP12には、これは無い。
代わりに傾き可能な半球形シムでフランジを破産である。
どちらがいいだろうか?





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イメージ 14相当手こずりながら、モーター他を組み付けて、回転テストをした。

ストロボ縞はほとんど静止している。
流石はリン・ソンデックだ。

立ち上がりは非常にゆっくりしている。
正規回転まで3回転半。
立ち上がり時間、12秒。
正規回転になる堵気に、ぶるっと武者震いする。

ベルトをこする音がする。
実は、モーター軸受けにスラスト押し上げスプリングをつけなければならない。
これを組み込むのは大変面倒なので、無しのまま回転させてみたのだ。
プーリーは少しだけ沈んで回転しているのだ。
2~3mmのことだけれど・・・・。

あらためて軸端や押し上げ金具を良く見ると、60Hzモーター軸端の形と違う。
60Hzの方は、太くて半球形なのだ。
押し上げ金具は、このまま使っても問題なさそうだ。

明日、気合を入れて組み込んでみよう。
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