レーザーターンテーブル PSD音声検出
なにかとネタにしているレーザーターンテーブル。
以前の記事で、音声出力が振幅比例出力なのか、速度比例出力なのか、どちらなんだろうということを書いた。
私はてっきり振幅比例型だとばかり思っていたが、あちこちにRIAAイコライザーを通さないといけないと書いてある。
ん、速度比例なの??
それで、左の写真のデザインを行ったオールド&ニューさんに訊いてみた。
昨日、返事をいただいた。
速度比例型だと仰った。
説明文は、こちらの記事とほぼ同じだった。
説明で分かりにくいのが、S字を縦に引き伸ばしてと言う下りであった。
多分、最初に言った御仁の表現力が凄かった名残だろう^^;)。
そこで、無い頭を絞って、分かりやすく解説するしだいである。
先ずは、位置検出器の構造を説明する。
P,I,Nの三層から成っていて、N層に電極N、P層の両端に検出端子A,Bがある。
図のフィルターは、説明には関係なかった・・・。
さて、
P層は、抵抗体として働く。
光がP層の中央に当たると、電極A,Bまでの距離が等しいので、A,Bの電圧は等しい(差がゼロ)。
光が電極Aに近づくと、入射点からAまでの距離が小さくなる。反対にBまでの距離は長くなる。
距離に応じて抵抗値が変わるので、電極Aの方が電極Bより電圧が高くなり、A,Bの差が生じる。
光が電極Bに近づくと、逆に成る。
光が中心に近いところで変化すると、電圧差は小さい。
光が左右一杯に振れると、電圧差は大きい。
レコードの再生を考える。
無音溝に光線を当てると垂直に反射してPSDに当たる。このPSDに当たる位置をPSD中央に設定する。
PSDからは信号は出ない。
低音が録音された音壁に光を当てると、音壁の曲がりに応じて反射光がPSDに当たる。
反射光の動きはゆっくり、且つ中心近くになる。
中心近くになるのは、低音は音壁が低くカティングされているからだ。
(逆RIAA特性)
高音が録音された音壁に光が当たると、反射光はPSDの広範囲に、且つ、激しく動く。
音壁の波が低ければ、反射光は中心付近に当たるが、録音の時に高音を強調している(逆RIAA特性)ので、相対的にこうなるのだ。
↑ちょっと怪しい。
高音は、カッティングレベルが低くても、波の斜面は急峻なので、反射光の扇の要は広がるのだ。
つまり、カッティングレベルが同じなら、
低音に対しては、出力は低く、高音に対しては出力が高くなる。
つまり、速度比例型特性になるから、RIAAイコライザーを通すと、平坦な周波数特性が得られる!!
というわけで、
ELPが製品化している
は、説明文がわけわかんないよ~~^^;)。
本体改造が前提なんだろうか?